忘れもしない、昨年の8耐の帰り道。
いつまでも元気でいてくれる、そんなのは勝手な思い込みだった。
突然動かなくなったCBR。
もう2度と繰り返さないよ。
ということで、昨年の8耐帰りに突然エンストしてレッカーで運ばれて帰ってきたわけですが、気づけばもう梅雨も明けようかという時期。
近づいてまいりました。
何が?
そう、8耐が。
出走するわけじゃないから鼻血出るほど気合い入れるもんでもないですが、今年も行こうと思っているわけで。
直したとはいえ、また止まったら嫌だな、って思うのは、小市民である私にとっては当然の懸念。
それを少しでも払拭しておきたいと思うのは、間違ってないよね?ママン?
では何が原因だったのか?って話しですが、まず電装系であることは間違い。
状況としては、レギュレータのコネクタが溶けていたので、そこに過電流が起こったと考えられます。
バイクは動きながらバッテリーに充電をしていくわけだけど、それはステーターで作った電気をレギュレータで整えてバッテリーに送る。超おおざっぱにミジンコでもわかるように説明すると、そんな感じ。
で、レギュレータのところで溶けてたということは、ステータが作った電気をレギュレータが受け取れていないか、レギュレータが送った電気をバッテリーが受け取れなかったか、の二択。
今回、修理にあたっては、上記のところから、ステータは問題なかったと判断して、レギュレータとバッテリーを交換した。
これで調子はいいわけだが、今思えば、バッテリーの調子はその前から良くなかった気がする。
停止から動く時にエンストしそうになってたし。
ということで、あの時の故障の輪廻はバッテリーの調子が悪くなったのが始まりだったと睨んでるわけですよ。
で、です。
バッテリーの異常をいち早く判断するためにはどうしたらいいか。
電圧をモニターするのが一番です。
体調が悪くなったら体温を測るが如く、バッテリーの不調はまず電圧に出る。
それ以外は知らんけど。
ということで、電圧計を探してたら単独で電圧計ってのはあまりなくて、feat with USB充電ポートってのが良くあるみたいで。
ここに粗悪品を使うと本末転倒なので、最低限の品質をクリアすべく、DAYTONAのものを購入しました。3000円くらいのもんですが。

ということで、これを取り付けたわけです。
メインの電源はバッテリーから取りつつ、ACC電源に繋ぐことでキーON時にONになるシンプル構造。
ということで、バッテリーに繋ぐ関係で、ACC電源はリアのブレーキランプの配線からとります。
一応、マニュアルの配線図は確認します。



で、すでにそこにはETCの配線という先客がおりましてな。
あんまりオリジナルの配線を加工するのが好きではないので、二股ギボシをかまします。
実はETCの配線で二股をしているので、そこからさらに二股なので、三股になるわけですね。
男女間ならコンプラ違反です。
配線でもあんまり股を増やすとタコ足的な感じで問題ですが、ETCが0.1A、USB充電したとして、2.1A ですから、この配線は10Aのヒューズに繋がってるのでおそらく大丈夫でしょう。
ちょっと悩ましかったのが、コネクタと電圧計測するものと思われるユニットボックスがあるので、これをどこに配置をするか。

バッテリーの側のシート下から出して、ディスプレイはできればハンドル部分に出したい。
そうするとタンク下を通すことになるが、ちょうどユニットボックスがエンジンの直上くらいにきてしまう。
多分耐熱対策なんてしてないだろうからあまりエンジンに近づけない方がいいと思う。
なので、エアクリボックスに貼り付けてエンジンから少し距離をおくことにします。
コネクタは燃料コックの上のフレームの裏側にタイラップで固定しときます。
うまい取り回しを考えたらまた変更します。

で、無事つきました。
キーONで12V、エンジン始動で14V半ばなので、バッテリーは今のところ大丈夫そうです。